挨拶ができない子供が心配!幼児期から場面緘黙症を克服した娘との接し方

皆さんは「場面緘黙症」というとどのような人を思い浮かべますか。

私も最初聞いたときはあまり聞きなれないフレーズだな・・という印象でした。

場面緘黙症はまだまだ世間から認知の薄い言葉ではありますが、この記事に辿り着いた方は何かしらのイメージは持っている方が多いのではないでしょうか。

・極度の恥ずかしがり屋さん
・極度のあがり症さん
・極度のシャイさん

とにかく恥ずかしがりやで人の前に立つことが苦手な人をイメージする方が多いかと思います。

確かにそうなのですが、場面緘黙症は幼稚園や保育園の先生、学校の先生からの認識が低い場合が多く、実際に場面緘黙症の子供は適切な配慮を受けることができない場合が多いのです。

最近は様々な発達障害がピックアップされているけど、場面緘黙症はまだまだ皆に知られていないことが多い!

それでは具体的に私の娘の例をご紹介させて頂きながら、娘が改善まで至ったポイントや接し方について記していこうと思います。

挨拶ができない?場面緘黙症について

場面緘黙症の症状について

場面緘黙症とは幼稚園や学校、会社など一定の場所でしゃべれなくなってしまう症状のことです。

家ではたくさんしゃべるんだけど・・って人も多いみたい

場面緘黙症は性格のせいでしゃべれないと思われて誤解されやすい病気。

本当は話したいのに話せない
性格が悪くて挨拶が出来ないわけじゃない

 

話せないことで誤解を生み、そのことが原因で社会生活が送りにくくなってしまう子もいます。正しく理解して無理のない接し方をしてあげましょう。

我が家の娘の場合

我が家の娘は昔から感の強い子で、人に抱っこしてもらったり私の友達に笑顔で対応するのが苦手でした。

「とにかく極度の人見知り」

そんなイメージを持ったまま幼稚園に入園し、不安の多い中で新生活がスタートしました。

娘は、1~2歳の頃からママやパパ以外は受け付けない子でした。

年少のうちは人前で話すことが苦手でも、「娘は3月産まれだし、もともと人見知りだからしょうがないか」とあまり気にしていませんでした。

でも年中になって、よくなるどころか人見知りが悪化したように感じたのです。

具体的には・・
・毎朝園門のところで挨拶をしてくれる園長先生にも挨拶ができない
・保育参観のとき点呼で声が出せないことに気づく
・朝幼稚園に行くと教室の前で先生が来てくれるまで固まっている
・お遊戯機の発表で一人まったく動けず固まっている
・運動会のダンスも一人ほぼ動けず固まっている

 

年長に進級を目前とし、ここらへんでしっかり先生と具体的に相談しておいた方がいいかも・・。と思いました。

でも、幼稚園の先生って場面緘黙症について知っているのかな?

場面緘黙症は幼稚園の先生であっても理解の薄い人もいるということで、私自身も本でしっかり勉強し面談に臨みました。

面談にはこちらの本を持参しました。

私はかんもくガール しゃべりたいのにしゃべれない場面緘黙症のなんかおか [ らせんゆむ ]
by カエレバ

 

場面緘黙症のことをマンガで分かりやすく書いてあります。

他にもいくつか参考書を購入しましたが、こちらの本が一番分かりやすく、先生や祖母祖父などに説明するときに重宝しました

先生には本を貸してあげました。

娘の担任の先生は場面緘黙について言葉は知っているけど詳しくは知らない・・という感じでしたので、こちらの本を渡して理解してもらうことにしました。

難しい本だと読んでもらうのが申し訳なくなってしまいますが、漫画なのですらすら読むことが出できます。

先生もこちらの本を読んで、より場面緘黙について理解してくれたようです。

挨拶ができない娘が場面緘黙症の克服した方法

幼稚園で先生の協力を得る

先生に本を読んでもらってから、以前より先生が娘のことを気にかけてくれるようになりました。

具体的には・・
・娘と気の合いそうな友達と間に入って遊んでくれる
自然と仲の良い友達ができるように手助けしてくれた。
・点呼の時、決して無理やり「はい」と言わせようとしない
声を出したくても出せないので無理強いはしない。
娘の得意分野(絵)をのばしてくれる
「絵がすごく上手」と皆の前で褒めてくれた。

娘は徐々に自信がついたのか点呼の時に少しずつ声を出せるようになってきました

とても小さい声ですが、凄い進歩です!

そんな小さな進歩を日々積み上げていきました。

幼稚園のイベントで自信がついた

克服の決めてになったのは「お遊戯会」です。

今回のテーマは白雪姫。娘はプリンセスが大好き!なので、なんと自分から主役に手をあげたそう!(現代のお遊戯会は主役が何人もいることが多く、娘がまったくの一人でやるわけではありません)

とてもビックリしました。

私自身心配で、先生に相談したのですが「○○ちゃんがやりたいという意欲を出せるのは凄く進歩!お母さんが心配になる気持ちは分かりますが、○○ちゃんを信じて頑張らせてあげましょう!」と力強いお言葉を頂きました。

娘の先生はとても理解ある先生だったのも幸いでした。

お遊戯会までの娘の精神的な成長はすさまじいものでした。

日々の練習でも前に出て発言する機会が多く設けられ、娘のトレーニングになったんだと思います。

自分自身で選んだ大好きなプリンセスの役をやらせてもらえたことで、娘もきっと心が弾んだことでしょう。

お遊戯会では見事笑顔でセリフを言え、以前とはくらべものにならないたくましい姿を見せてくれました。

去年は舞台に無言で立っているだけで何もできなかったので、凄い進歩!

場面緘黙症(の疑いの子供を含む)は親だけでなく先生のサポートによって改善する場合もあるということが分かりました。

もちろん度合いによるかもしれませんが、幼いうちに手をうつことで、今後の生活にも差が出てくると思います!

場面緘黙症の子供は家ではとても元気な子が多いので、親だけでなく周りの人のサポートも必要なのです。

娘自身は、まだまだ人前で話したりお友達に話しかけたりするのは苦手ですが、スモールステップで出来ることを少しずつ増やしています。

しかし、これからは就学など新しい環境が待っています。

人前で話したり、自分から積極的に話しかけたりすることが苦手ということには変わりがないので今後もしっかりと様子を見守っていこうと思います。

場面緘黙症は親だけで抱え込まず、接する人みんなでサポートし改善を目指すことが克服への近道となります。

小学校になってみて(2022年2月追記)

幼児だった娘も早いもので3年生になりました。

挨拶もできず、大人や友達と目も合わせられず、ずっと下を向いていたような娘ですが今では仲の良い友達もでき、元気に学校に行けています

今悩んでいる人も必ず光は見えてきます!

とはいっても、小学校に進学するにあたって担任の先生には色々と相談させてもらいました。そのポイントをまとめておきます。

・積極的に発言できるタイプではないということを伝える

・発言を強要することはしないでほしい

・音読など、声が小さくても理解してほしい

・友達を積極的に作れるタイプではないので、最初は気にかけて欲しい

 

口うるさい親だな・・と書いていて思いました。

でも小学校はこちらからアクションを起こさなければ幼稚園程、先生と密にコンタクトを取れる環境ではないので不安事がある方はあらかじめ伝えておくことをおすすめします。

幼児期の場面緘黙症の子供に対する接し方のポイントって?

場面緘黙症の子供との接する時のポイントをまとめました。

・無理やり発声させようとしない

・子供の自信のある項目を伸ばす

・親以外の理解者を作る(担任の先生など)

・お友達と楽しく遊ぶ機会を設ける

 

場面緘黙症は不安症の一種で発達障害ではありませんが、大人のサポートが必要なケースも多いです。

幼児のうちは、やはり大人のサポートが必要と感じました。

大人が理解してサポートすることで、良い方向に改善してく可能性があるので、親の私達が子供の様子に目を傾けることが大切です。

まとめ

場面緘黙症の子供たちは故意に話さないのではなく、話したくても話せません。幼児期には人見知りとして見過ごされてしまう場合も多いですが、子供の様子にしっかりと目を向けることで普通の人見知りと何か違うかも?と気づく場合もあるかもしれません。

我が子が大人になって困らないように親の私達に出来ることはしてあげたいですよね。なかなか改善が見られない場合は医療機関を受診することも大切です。

最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。

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