人生の一大イベント「結婚」という節目。
今まで結婚相手と同居していなかった人は、結婚するにあたって家を引っ越す人も多いかと思います。
新婚さんが家選びをする際「とりあえず、一緒に住めればなんでもいい」で決めてしまうと後々大変なことに!
私は元不動産屋で、現在は専業主婦です。今では1軒屋に引っ越しましたが、子供が2人産まれてからも数年は賃貸マンションに住んでいました。不動産屋歴は3年ですが、賃貸の営業をメインでやってましたので何となく良い物件を見抜くノウハウは何となく身についたと思います。
今回はこれから結婚するカップルさんに向けておすすめの物件や気を付けるべきポイントをご紹介します。
新婚さんが家を決める時に気を付けるポイント
・3階以上はエレベーター有がおすすめ
私自身の体験も交えた話になりますが、エレベーターのない3階以上のお部屋はおすすめ出来ません。
理由は将来子供を妊娠したり、出産した後を考えると結果長く住み続けることが難しいからです。
私は以前、エレベーターなしの4階に住んでいました。子供が2人になったときは買い物袋を肩にさげ、子供を1人抱っこして、疲れてのぼれなくなっているもう1人をおんぶして4階までのぼっていました。もう辛くて辛くて・・・(笑)引っ越しの時期を早めました。
不動産屋によっては新婚さんが家選びをする際、上の階をおすすめされる場合があります。
・下の階に比べて、家賃が安いことがある
・下の階に比べて、眺めが良くて開放的
・下の階に比べて、湿気が少ない場合が多い
以上のように上階を勧める利点があるのも分かります。しかし将来子供を持つことを考えている場合は、エレベーターが無い3階以上の家は避けた方が無難だと思います。
個人的な意見ですが、エレベーターが無くても2階までなら子供が産まれてライフスタイルが変わったとしても、何とか暮らし続けることが可能だと思います。家を決める際は、旦那様と良く相談して決めてくださいね。
・駐車場は近くがおすすめ
引っ越した当初は車を所有していない夫婦も多いかと思いますが、駐車場の有無も物件選びの大切なポイントです。
なぜなら「子供が産まれたりしてライフスタイルが変わった際、購入する人が場合が多い」からです。
これも私自身の話になりますが、私達は元々、車を所有していませんでした。なので、もともとは駐車場の場所は近くなくても良いかも!という考えでした。
しかし、子供を連れて行動する際、車がない生活に限界を感じたため車を購入することに。
しかし、その時点で不動産屋さんに電話したところ家の下の駐車場は満車!歩いて徒歩5分の月極駐車場を借りるという事になりましたが、これが意外と遠いのです!買い物などをした後も、天気が悪い時は特に辛い・・・子供を連れながらなので、数分の距離でも荷物を持って歩くのが大変です。天気が良い日はまだいいのですが、大雨の日なんかは外出できません。
将来車を購入する可能性がある場合は、駐車場の有無や近くに月極駐車場があるかもチェックしておきましょう。
・間取りは家族計画に合わせて決めるべき
ズバリ、最近は2LDKや1LDKなど、リビング広めの間取りが流行っています。
リビングが広いと解放感もあるし、家に人も招待しやすいですよね。新婚さんにも人気の間取りです。
新婚さんが20代などの若い世代の場合、2LDKはどうしても家賃がかさむので1LDKを選ばれる方がとても多いです。
ただ、1LDKを選ぶにあたって必ず押さえておきたいポイントがひとつあります。
収納スペースの広さ・大きさです。
収納がどれくらい充実しているかということ。
収納が少ない1LDKだと、服などを収納する家具を置くスペースが必要になるので自由になる居住スペースが少なくなります。その結果、リビングがもともと広いお部屋でも狭く感じることが多いです。
特に、早めに子供を持ちたいな~と考えているご家庭には2LDKをおすすめします。反対に、今後夫婦二人の生活が長い場合は1LDKでも十分だと思いますが、長く住み続けると荷物は増えていくものです。ウォークインクローゼットや大きめの収納がついているかどうか確認してみてください。
・家の周辺情報を確認しよう
気になる家が決まったら、部屋の外観や内観だけでなく、近くの街並みにも目を向けてみましょう!
仕事をしていて帰宅が遅い場合は場合は夜に駅から歩いてみたり(夜に歩くと街灯もなく真っ暗!ということもあります)近くのスーパーは何時まで営業しているか(夜帰宅した際に買い物が可能か)など細かく確認してみることが大切です。
周辺情報の気を付けるべきポイントまとめ
・近隣スーパーの営業時間は?
・駅から遠い場合は近くにコンビニなどはあるかどうか?
・1階に飲食店などが入っている場合はニオイは大丈夫か?
・帰りが遅い場合、終電は大丈夫?
私の働いていた不動産屋でこのような指摘を受けたことがあります。
「昼間はとても雰囲気が良いんだけど、夕方から隣にある和食レストランから生臭い匂いが漂ってくる・・・」
昼と夜で家や周辺の雰囲気が全然別物に感じる場合があります。長く住むことを考える場合、昼と夜どちらもチェックしておくことをおすすめします。
家を選ぶときは不動産屋を最低2店舗は訪問しよう
新婚さんが家を選ぶ際、不動産は最低でも2店は足を運んだほうが良いです。
・そもそもやる気のない不動産屋さんは良い物件を探す意欲が無い
・あなたに合う物件は必ずあるはず
という点からです。
不動産屋によって紹介出来る物件は変わってきます。また、同じ物件でも不動産会社が違うと条件が変わってくる場合だってあるのです。(オーナーさんとの連携がうまくできてない不動産会社は情報が古い場合がある)
時間に余裕がある場合はいくつかの不動産屋をまわってみましょう。いくつものお部屋を見学することで、自分自身がどんな部屋を求めているのかということもハッキリしてきますよ。
家を決めるポイントは将来の家族計画
家を決めるポイントはズバリこちらです。
・夫婦のライフスタイル
近い将来、子供を持つか持たないかによっても家を決めるポイントが変わってきます。誤った選び方をしてしまうと、すぐに引っ越しで無駄金を払うことに・・・なんてことになりかねません。無駄な出費は抑える為にも、最初の家選びはパートナーとしっかり話し合うことをおすすめします。
疑問点などは何でも不動産に聞いてみましょう。親身になってくれる不動産屋の方が、後々も頼りになりますよ。
これから結婚される新婚さんの家選びの参考になれば嬉しいです。最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
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